黄緑色の美しい色合いで知られるナイアガラは、アメリカで育成されたぶどうです。日本へは明治26年に川上善兵衛氏によりもたらされました。糖度が高く、完熟すると緑色の果皮が黄の色合いが入りきれいな黄緑色になります。日本ではぶどう棚をつくって、1本のぶどうの木の枝を棚に這わせて、藤の花のように実をつけさせることが多いのですが、平泉の山の畑では、垣根仕立てにしています。1本のぶどうの木がどんどん枝葉を伸ばして実をつけようとするところを、小さな木の状態にとどめる方法です。実が成る数を抑えて、より凝縮した果実を育てています。
––– 山の畑シリーズ –––
2017年おりスタートした「平泉ワイナリー」に、新しく平泉の山の畑シリーズ「 Ora(オラ)」のワインが誕生しました。世界遺産・中尊寺金色堂( Ora:エスペラント後で黄金)に見守られた、オラ(俺)たちの畑は、束稲山の麓、標高300Mの静かな山里に拡がっています。 野花が咲き、鳥が鳴き、カモシカも現れる豊かな自然の風景をそのままに映したようなワインです。