平泉ワイナリーについて

現在は年間わずか1500本ほどを手作りでつくるマイクロワイナリーです。

少しずつヨーロッパ系ぶどうも育っています。
ナチュラルな味わいをどうぞ。

パンの情報誌 『B&C 9-10月号』(パンニュース社)に掲載 
「平泉の山の畑だより〜ワインづくりに悪戦苦闘〜」
執筆 平泉ワイナリーコーディネーター

パン屋ワルン・ロティ店主 大和田聡子 

2009年に本誌で連載をいただいたように、ワルン・ロティでは2008年から岩手県「農事組合法人アグリ平泉」に小麦の契約栽培を依頼している。亡き父が開発した品種「コユキコムギ」だ。
1ヘクタールから現在は3ヘクタールへ。2011年にはアグリ平泉も世界遺産・毛越寺の隣に「きんいろぱん屋」を開店。きんいろぱん屋でもコユキコムギを使い地元と観光客にも愛されるパンの開発に努力している。
小麦の六次産業化に成功したアグリ平泉から「ワインをパンと販売できたら」と、相談を受け「平泉ワイナリー」づくりがスタートした。

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※掲載いただいた記事に少し加筆したものです

 

 

 

 

 

 

 

COMPANY

ワイナリーの母体は、農事組合法人「アグリ平泉」

平泉の人口7000人を支える集営農家です。

平成18年4月に構成され、小麦、米、大豆、ネギ、枝豆などを生産しています。
なかでも小麦は、北上川の遊水池に50ヘクタールを越える畑をつくり、地元人気のナンブコムギ、希少品種のコユキコムギほか、新品種にも挑戦しています。
毛越寺の駐車場にある産直「あやめ」には、自分たち畑の小麦をつかったパン屋「きんいろぱん屋」を2011年に開店。六次産業化にも積極的です。
 
農事組合法人アグリ平泉 HP  agri-hiraizumi.com

TEAM

—— 名付けて「関根チーム」——
2017年より、畑を開墾し、ぶどうの木を植え、醸造し、税務署へ出向き、などと、一連のワイン作りを始めました。
そのきっかけとなったのが、故関根康之氏の平泉移住でした。
関根康之氏は2006年、ボルドー大学醸造部ワイン技術コースを終了していました。、初めてのワイン作りが平泉でしたが、2021年3月に急逝されました。
ナチュラルさを第一とするワインづくりを引き継ごうと、アグリ平泉のスタッフが奮闘しています。ぶどう畑は、関根氏の良き相棒であったブンシロウさん、新米女子メグミさんが、主に日々の手入れをしています。除草、収穫などは、アグリ平泉が総動員で行います。
また、総合的なワイナリーコンサルタントとして、花巻市大迫間町、高橋葡萄園より、関根氏の兄貴分だった醸造家高橋喜和氏を招聘しました。
 2021年8月、千曲川ワインアカデミーを卒業した、武居紹子氏が、アグリ平泉に参入。女性の視点も加えたワインづくりが新たにスタートしました。
平泉ワイナリーのワインを東京で販売するパンとワインショップ「ワルン・ロティ」の大和田聡子も、お手伝いをしています。